協会について
Greeting
会長挨拶
すべての人々に夢や希望や勇気を与える作品が
制作されることを願ってやみません。
日本映画テレビプロデューサー協会会長
奥田誠治
みなさまへ
新型コロナウイルス禍により、みなさまの業務や生活が
大変な影響を受けられさまざまなご苦労をされていることと存じます。
理事会や様々な場所で皆さんからの現状問題を聞くにつけ今後のそれぞれの
取り組みが容易ならざらぬものであることを身にしみて感じております。
皆さま方におかれましては最善を尽くして対策の日々をお過ごしと思いますが本当にお疲れ様です。
映画やテレビの現場では、撮影や公開並びに放送が中止や延期となり
今までに体験のしたことのない状況になっております。
それぞれの現場では撮影や収録の再開となりスタッフ、キャスト一丸となり
公開や放送に向けこれまでの遅れを取り戻すべく必死の努力をされていると思います。
新型コロナウイルスの終息の目途がたたない中で以前の撮影や収録と大きく変わったことは、
感染予防の為の万全の対策を講じてすすめなければならないということ以外に
今後の映像制作の在り方もどうやらこれまでの進め方を踏襲する訳にはいかない、
ということになっていくようです。
リモートでの会議や打合せもいまや主流となりました。
また完成した作品をどう観客に届けていくのかについての問題も大きなテーマとなっていくようです。
映画会社、テレビ局、プロダクション、撮影所、各団体それぞれが感染対策についての
ガイドラインを策定し、実行していることはみなさまご存じのとおりです。
しかしながら、それらに伴う超過費用やスケジュールとの兼ね合い他
色々解決しなければならない問題が山積しております。
当協会も会員相互の意見交換の場としてそれぞれがどんな考え方や
方策を持っているのか知ることのできる貴重な場所だと考えております。
今年の日本映画テレビプロデユーサー協会の各イベントの取り組みですが
エランドール賞、アクターズセミナー並びにプロデユーサーカフェ等に
ついての今後展開については、現在、鋭意検討中です。
協会員の皆さまやこれをお読みいただいている一般の方々も
引き続きご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
35年前宮崎監督が描いたマスクをつけなければ生きていけない世界、
映画「風の谷のナウシカ」がありましたが近いことが現実に起こるとは夢にも思っていませんでした。
しかしどんな世界になってもそれと共存し、希望を失うことなく人は生きてゆくのだ、
というテーマだったと思います。
現在、新作TVドラマの放送が遅れてスタートし、公開が延びていた劇場用映画の
封切りも始まりそれぞれがたいへんな反響で明るい話題で持ちきりです。
このように私たちが制作する劇場用映画やテレビドラマが
不安でいっぱいの今の日本国民に与えるであろう希望は計り知れません。
これからも今の難局を乗り越えて、すべての人々に夢や希望や勇気を
与える作品を制作されることを願ってやみません。
皆さん共に頑張って乗り越えていきましょう!