会報

2025.01.17

会報

No.520 2025年 1月号

新春のお慶びを申し上げます

会長 奥田 誠治

新年あけましておめでとうございます。 会員の皆様におかれましては昨年中は大変お世話になりました。
この2月にエランドール賞が開催されますがこれからの大会運営の在り方を占う意味でも非常に意義ある大会となると思います。ぜひご参加ください。
また、改革プロジェクトをはじめ、新たな取り組みが始まっております。これからのプロデューサー協会はみなさまのお力がこれまで以上に必要です。現在の改革等が若きプロデューサーたちの道しるべにもなりますよう、ぜひ引き続き皆さんのお力をお貸しください。年明け色々ご相談申し上げます。何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、お正月は一年に一度干支を強く意識するタイミングでもあり、巳年のへびをテーマに様々な媒体で特集をくんでいますね。
私は、さる年なのでちょっとこの干支にちなんだお話を。
今から45年前、私が日本テレビの新入社員のときの初配属先は編成部でした。ここに一年上の先輩、ツッチーこと、その後伝説のテレビマンとなる土屋敏男大先輩がいました。いろいろ話しているうちに血液型を除いて生年月日が全て一緒だということが判明。
昭和31年9月30日さる年生まれの土屋さんは、大学を現役入学したので一年先輩なのですが、僕を見て、「俺はもう二度と星占いなんか信じない」とか色々言っていたのは、今もよく覚えてます。入社してからしばらくして、土屋敏男は頭角をあらわして、日本テレビをいや民放を代表するテレビマンとなりました。電波少年をはじめ編成部長や第二日テレの創設等々大活躍されました。ときは経ち、定年半年前の内示がでると奇しくも二人は日テレラボゼネラルプロデューサーという役職で席を並べていました。運命は最後の年に二人を一つにしたのでした(笑)お互いの娘も海外に深く関係があったり、やはり、星占いはあるのだ、その時、私は強く確信しました。その後も土屋さんは、日本テレビで大活躍され、現在は、企画演出会社Gontentsの代表として、益々元気です。
また2000年代後半のテレビ局の映画事業の責任者は全員1956年生まれのさる年でした。フジテレビが亀山千広、TBSが濱名一哉(かつて、山本事務局長のお隣に住んでいたそうです)。そして、日本テレビの私、奥田誠治でした。この三人が切磋琢磨しながらテレビ局製作の映画つくりにチャレンジした時代でした。
亀山さんはフジテレビの社長に上り詰め、現在、BSフジの社長をしながら映画「室井慎次前後編」を見事制作し同世代の男の生きざまを感動的に見せてくれました。そして濱名さんはその後ワーナーでも大活躍し大ヒット中の「はたらく細胞」を企画し現在Netflixで次なる作品を準備しています。
そしてその後に出会う最後のさる年男がシンエイ動画の梅澤社長です。1956年9月30日生まれのB型。いまやアニメ業界の重鎮的存在の方でテレビ朝日時代は映画の責任者もしており昨年亡くなった阿部秀司さんの声がけで10年以上、出版社、映画会社の仲間と毎年一緒に誕生会を行ってます。
昨年年末に開催された第69回「映画の日」中央大会では梅澤社長率いるシンエイ動画が特別功労賞を受賞、私は永年勤続功労賞をいただき二人で仲良く記念撮影をしました。今年は巳年!
でもほかの干支も負けてはいませんよ。さる年特集で失礼しました。干支は関係なく今年も皆さんの力を合わせて大いにプロデユーサー協会を盛り上げていこうではありませんか。本年もよろしくお願い申し上げます。


第69「映画の日」中央大会 シンエイ動画・梅沢社長と



会員 年男・年女 新年の抱負を語る

TOHOスタジオ
阿部 謙三

大好きな長嶋茂雄さんの迷セリフに「いやあ、わたくしも初めて還暦を迎えましてね」というのがありますが自分も還暦を迎えるということにまだあまり実感が湧いておらず自分もそんな齢になるのかと少しこそばゆい感覚です。
映像制作の仕事について三十有余年、思えば早かったような、そしてよく続けられたなあという感慨もあります。テレビの連ドラ、二時間ものや昼帯(シリーズ中の一話を一本としたとして)や映画に携わったすべての本数を数えてみると四百本を超えるほどになっていました。テレビ部に配属された初日に台本だけ渡されて「新宿中央公園でロケしてるから今から行け」と言われ何もわからないまま向かい、出演俳優に「昼食時にコロッケの差し入れしたいからすぐ100個買ってこい」と言われ、こんなだだっ広い公園の真ん中からどうやってコロッケを集めればいいんだと奔走したあの日(実は可愛がりだと後で知る)から、本当に濃密な経験を沢山させて頂きました。どうにもならない問題に直面したときに共に苦労して頂いた先輩やスタッフの仲間の方々の有難み、完パケ納品テープをMA作業徹夜明け始発の新幹線で独り胸に抱き大阪に向かい当日オンエアーに間に合わす緊張感、作品が無事完成したときの安堵感、達成感などなど振り返れば素敵な思い出ばかりに今となればなろうとしています。
一緒にお仕事させて頂いた作家さん、監督、俳優の方々、スタッフの皆さんに今一度感謝を申し上げつつ、また新たな出会いや、夢創りに力を注げるように精進してくことを今年の抱負とさせていただこうと思います。

テレビ朝日
川島 誠史

「ヘビ」というと、どちらかと言えば忌み嫌われる存在ではありますが、脱皮を繰り返す様子から、「生まれ変わり」を想起させる縁起物としても考えられているようです。ドラマに携わってかなりの年月が経ち、考え方もやや凝り固まってしまっており、若い人の発想やアイデアにハッとすることも増えてきています。今年は年男であることを機に、「生まれ変わる」とまで言うとかなり照れがありますが、これまでの自分をリセットにして、セオリーに囚われず初心に帰ってドラマ作りに臨むことを目標にしたいです。「このセリフ変だな」とか「こんな展開有り得ない」と思った時に、果たして10年前の自分もそう思うかなと一度立ち返ってみることで、何か見えてくるものがあるかもしれないと。そしてヘビの最大の特徴とも言うべき「しつこさ」に倣って、粘り強くドラマと向き合う一年にしたいと思います。

テレビ東京
江川 智

4月で社会人も26年目になるが、私には新入社員の頃からずっとお世話になっている大先輩プロデューサーがいる。先日、その方に久しぶりにご連絡してみたところ、運よく少しだけ一緒にお酒を飲む時間を頂けた。「なんや、元気にしてたんか」変わらない挨拶。続けて映画の話。いつでも鋭くて、気前が良くて、でもそれだけじゃなく。他の誰も指摘してくれないダメな部分に厳しくツッコミが入る。「アホやなぁお前は」相手がどんなに若くても歳をとっても、ヒット作があってもなくても、いつでもその有り様に真っ直ぐに向き合う変わらぬ態度が今、しみじみ有難い。「会えて良かったで。またな」雑踏に消えていくその背中は、前より小さくも大きくも見えた。私も間も無く48の年男。体力の衰えも気の緩みもある中、大変烏滸がましいことは重々承知の上で、そんな存在に一歩でも半歩でも近づけるよう、今一度仕事と生き方を見直したいと思う師走だった。

NHKエンタープライズ
小松 昌代

「40過ぎると、逆にわからなくなるんだよな」まだ20代の頃、随分と年上のディレクターが呟いた言葉です。ある時から、よく思い出すようになりました。そして気づけば、ディレクターの年齢をかなり超えていました。「わからなくなる」し「自信もなくなる」今日この頃です。そして、老化を左右する重要な年齢があるそうで、そんなことも知らずに何度目かの年女となりました。「もっと早く言ってよ」と心の中で呟くことも増えましたが、多分私自身が耳を傾けてなかっただけなのでしょう。今年は悔いなきように、周囲の声に耳を澄まし、「話が聞きたい」「話がしたい」と語りかけていきたいと思います。24年前にとても怖かった舞台が、今観るとあまり怖くない。もっと思いもよらない恐怖が実生活に溢れているから。そんな中で何を届けるのか。後輩に助けてもらいながら、自由な発想を手に入れ、光の一助となれるよう、もう一度頑張ります。



私の新人時代

TBSテレビ コンテンツ制作局 ドラマ制作部
佐久間 晃嗣
佐久間 晃嗣

2009年にTBS入社後、最初に配属されたのは朝の帯番組でした。ドラマ志望だった私は内心がっかりしましたが、当時1年目はドラマ部に配属されない方針でした。「ドラマを作りたい!」という野望を胸に秘めAD業務を続け、「サンデージャポン」に異動。私はチーフAD兼“サンジャポジャーナリスト”として、歌舞伎町の某“おかまバー”に時事ネタへのご意見を伺いに行くという役回りでした。オリンピック柔道の誤審ネタを聞きに行き、なぜかおネエ様に背負い投げされた時には「私は何をしてるんだ…」と思ったものですが、今ではいい思い出です。 その後入社4年目に念願のドラマ部に異動。1本目は『ビギナーズ!』という番組で、ドラマ部“ビギナー”な私は当然1番下のADからスタート。しかし私の上には既に1年目からドラマに配属されていた後輩が…!!「1年目はドラマに配属しない」という社の方針は既に変わっていたのでした。「なんたる理不尽!」と思いながらも休みなくAD業務をする毎日。怒られない日はないポンコツぶりで…正直この頃の記憶はほぼありません(辛いことは忘れる性分なので)。 そんな暗黒の日々が変わり始めたのは『半沢直樹』という番組。私は3rdADで作り物(劇中に登場する書面や飲食物等全て)担当でした。聞いたこともない謎の銀行書類をひたすら作る日々の中で、ドライ(リハーサル)後に初めて福澤監督に褒められたのです。ドライでそのシーンに必要なものを揃えるのが3rdの仕事で、それをお前は完璧にやっていると皆の前で褒められたのです。褒められ慣れてない私はとても嬉しく、また自分が作ったものが放送されることの喜びも知りました。 そして8年後、36歳で「#家族募集します」という作品で初めてプロデューサーとなり、今に至ります。プロデューサーとしてまだまだ“新人”な私ですが、ドラマが好きだという気持ちだけは忘れず、皆さんに楽しんでいただけるような作品を届けていけたらと思っています。



賀春
本年もよろしくお願いいたします。

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2024年
アクターズセミナー優秀賞 受賞者の言葉

佐々木 史帆
佐々木 史帆

四六時中芝居のことばかり考えている、佐々木史帆です。人間を隅々まで味わうため、2025年も妥協することなく生き尽くします。それを役に映し出し、映像作品で見ない日はない、飽きられない、身近な役者を目指します。

庄司 浩平
庄司 浩平

「魔進戦隊キラメイジャー」で役者デビュー、「仮面ライダーガヴ」にレギュラー出演中です。新年は継続的なドラマ出演と映画に参加することが目標です。より芝居への理解を深め説得力のある役者になれるよう精進致します。

竹田 有美香
竹田 有美香

初めまして竹田有美香と申します。
この様な素敵な機会を作ってくださった関係者の皆さま、選んでくださった中田秀夫監督本当にありがとうございました。
2025年も芝居と誠実に向き合い日々邁進してまいります。

橘 優輝
橘 優輝

昨年アクターズセミナーという貴重な経験をさせていただき、新たなお芝居の感覚を発見することができました。その経験を活かし、今年はよりお芝居と向き合う時間を大切にし、自信を持って取り組んでいきます。

(アイウエオ順)



只今撮影中

2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」

NHKコンテンツ制作局 第3制作センタードラマ

藤並 英樹

江戸時代中期を舞台に、庶民を主人公とする大河ドラマは初。市井の人々の生きざまや喜怒哀楽を、現代とリンクする娯楽時代劇として視聴者に届けたい。それが今回この時代を選んだ理由。江戸時代中期は平和ながら、どこか閉塞感が漂い、階級社会の中で持たざる者たちが鬱屈を抱えている。その中で“蔦重”こと蔦屋重三郎は、分を超えて人生を切り開き、江戸のメディア王へと上り詰めた男。今を生きる人々の心を動かす主人公になると思います。彼の生い立ちに欠かせないのが、故郷の吉原。遊郭の艶やかさだけでなく、格差や貧困、搾取の構造も描きます。蔦重はなぜ江戸の中心地である日本橋に出店したのか。なぜ「寛政の改革」の折に権力にあらがったのか。それには吉原で育ったことが大きく影響していると考えるからです。その姿を、主演の横浜流星さんが体現してくれています。
蔦重が商いの戦いを挑んだ江戸市中の地本問屋たちには「上方に負けない出版物を」という自負があり、蔦重はやがてその思いを知り、彼らと共闘しながら江戸カルチャーの中心に躍り出ます。蔦重たちが手がけた娯楽本や浮世絵は、日本の漫画やアニメの原点と言えます。その制作過程や作品のディティールを、考証の先生方と演出、助監督、美術スタッフが悪戦苦闘して再現しています。
脚本の森下佳子さんは「おんな城主直虎」から二回目の大河ドラマ。資料に乏しい人物のキャラクターとその関係性を膨らませ、現代に通じるテーマをエンターテインメントに昇華させる手腕に毎回感嘆します。森下さんは、手に入る文献をすべて読み込み、作品に落とし込んでいます。例えば、田沼意次を中心とする江戸城内の権力闘争や平賀源内の破天荒ぶりなどは、歴史通の方々にも楽しんでいただけるはず。大河ドラマでは描いたことのない時代ですが、「鬼平」などで知られた「時代劇の時代」。このドラマを通じて「時代劇っておもしろい!」と若い世代が感じてくれたらうれしい限りです。
世界初の100万都市といわれた当時の江戸を再現したのは最新のVFX技術。吉原や日本橋のスケール感を「どうする家康」で駆使したVP(ヴァーチャルプロダクション)の技術を使い表現。悪天候や炎天下でもスタジオ内でスケールの大きな収録ができるよう技術・美術も一丸となって取り組みました。
「放送100年にふさわしい大河ドラマ」と多くの方々に思っていただけるよう、出演者・スタッフ一同、日々邁進しています!!



事務局だより

◎入会

山内 章弘(㈱コミックス・ウェーブ・フィルム)
山内 章弘

清水 啓太郎(㈱松竹撮影所)
清水 啓太郎

深川 貴志(NHK)
深川 貴志

青木 信也(NHK)
青木 信也

秋田 周平(Netflix合)
秋田 周平

福井 雄太(Netflix合)
福井 雄太

太田  大(Netflix合)
太田  大

髙橋 信一(Netflix合)
髙橋 信一

澤岡 理恵(Netflix合)
澤岡 理恵

岡野 真紀子(Netflix合)
岡野 真紀子


◎退会

中山 和記(元共同テレビ)

芥川 裕樹(インデイヴォン㈱)

中居 雄太(松竹㈱)

武田  功(㈱松竹撮影所)

加藤 和夫(東映ビデオ㈱)

福島  誠(㈱宝映テレビプロダクション)

佐野 昇平(㈱KOMODO PRODUCTION)


◎訃報

山口  剛(特別功労会員 11月11日逝去)

松井 公一(特別功労会員)



◎第76回 プロデューサー協会 親睦ゴルフ会結果

親睦ゴルフ会結果
11月30日(土)12名にて晴天の中でのプレイ。(親睦委員会)

順位 氏名 アウト イン G H N
優勝 玉川  静 46 45 91 18.0 73.0
準優勝 尾崎 充信 52 50 102 26.4 75.6
第3位 藤森いずみ 42 45 87 10.8 76.2
第4位 渡辺 紘史 51 53 104 27.6 76.4
第5位 松尾  武 49 48 97 18.0 79.0

◎2025年 第49回エランドール賞授賞式のご案内

日時:2025年2月6日㈭ 17時開会予定(16時30分受付開始)

会場:京王プラザホテル(新宿)南館5階 エミネンスホール

本協会会員の皆様のご参会をお願いします。飲食のご用意はありません。椅子席にご着席でご覧いただきます。一般の観覧希望の方々のご入場は、お断りさせていただきます。



インフォメーション

◎会議の記録

  • 11月26日(火) 16時~ 第2回改革プロジェクト(リモート)
  • 11月30日(土) 親睦ゴルフ会(越生ゴルフクラブ)
  • 12月16日(月) 18時30分~ 第3回エランドール賞委員会(リモート)
  • 12月17日(火) 18時30分~ 第4回定例理事会(東映本社8階会議室)
  • 12月23日(月) 15時~ 第3回改革プロジェクト(リモート)
  • 12月23日(月) 17時~ 第5回会報委員会(リモート)
  • 12月25日(水) 17時~ 第2回セミナー・カフェ委員会(リモート)

◎会議の予定

  • 1月16日(木) 17時~ デジタル編集委員会
  • 1月20日(月) 17時~ 第6回会報委員会(リモート)
  • 1月24日(金) 18時30分~ 第5回定例理事会(東映本社8階会議室)
  • 2月10日(月) プロデューサーズカフェ(予定)

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